「だから何がしたいのか」/ 北海 平川敦監督

高校野球の北海道の歴史と言えば北海高校の歴史そのものであると言っても過言ではないだろう。

夏の選手権は100回中38回出場し、文句なしの全国トップの数字を残す。

2016年夏には88年ぶりに、全国のベスト4に進出し勢いそのままに準優勝を成し遂げ、近年も躍進を続けている。

そんな伝統校を、26歳の若さで率いるようになったのが、平川敦監督である。

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「このユニフォームを着るもんの責任や」/ 高知商業 上田修身監督

2002年の全国制覇以降、明徳義塾が県内、全国の常勝軍団として活躍を続けていた。

そんな、一強に待ったをかけたのが、春夏合わせて、甲子園で60を超える勝ち星を挙げている高知商業高校だ。

100回大会では、前年秋の神宮大会チャンピオンでもあり、9連覇に王手であった宿敵明徳義塾を大差で倒し甲子園出場を決めた。

そんなチームを指揮するのは、OBであり、 甲子園出場経験とセンバツを制した経歴を持つ上田修身監督だ。

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「嫌われ者でいいんです」/ 鳴門 森脇稔監督

古くから、徳島商業池田などを筆頭に公立勢が活躍している徳島県勢。

全国で唯一の私立高校の甲子園出場がない都道府県として有名でもある(※私立で硬式野球部があるのは1校のみ)。

そんな徳島県で、近年再び甲子園の常連校となり、全国でも躍進を続けているのが鳴門高校だ。

昭和25年夏、27年センバツは準優勝、26年のセンバツでは優勝の実績があり、昭和の終盤はやや甲子園から遠ざかっていたものの、平成に入っても3度8強進出するなど、復活を果たした。

チームを指揮しているのは、OBでもある森脇稔監督である。

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