「野球だけができればいいということはない」/ 東海大甲府 村中秀人監督
高校野球の指導者は教育者でもあることから、グラウンド外のことに力を入れたり、社会に出てから役立つノウハウを教えることも多い。
高校野球の指導者は教育者でもあることから、グラウンド外のことに力を入れたり、社会に出てから役立つノウハウを教えることも多い。
野球だけでなく人生においても、やるべきことをやってこそはじめて、「普通」や「一人前」と肩書きが得られるものである。
点数を競う野球というスポーツでは、勝利へ近づくために、様々な戦術を駆使して、失点を極力減らすとともに、得点を最大限挙げることを目指すのが一般的である。
高校野球だけでなく、スポーツというものは、競技そのもののスキルだけでなく、礼儀やマナーといったものも、同時に身につけることができる。
2019年の甲子園に春夏連続出場を果たし、夏の選手権では、学校史上初の甲子園優勝を果たした、大阪府の履正社高校。 当時、チームの4番打者を任されていたのは、甲子園での3本を含む、高校通算49本塁打を記録していた、井上広大 … “「悔しいとかそういう気持ちがある中で、いかに早く切り替えができるかが大事」/ 履正社 井上広大選手” の続きを読む
どんなに素晴らしい指導者がいても、どんなに効率的で質の高い練習メニューで指導されても、本人にやる気がなければ、成長することも結果が出ることもない。
高校野球では、日々積み重ねる練習の全てが、試合で活かされる場面には滅多に遭遇せず、努力量に対して得られる成果というものも、極めて少ないものである。
2019年のセンバツ大会で、全国最多となる5度目の優勝を成し遂げた、愛知県の名門、東邦高校。 当時、チームの主将を務めていたのは、打っては高校通算55本塁打、投げては最速144キロと、投打の軸でもあった石川昴弥選手である … “「引きずっていても、自分のためにも、チームのためにもならない」/ 東邦 石川昂弥選手” の続きを読む
中学時代に実績を残しているような選手や、身体能力の高い選手を集めてチームを作っても、全国制覇を成し遂げられないところに、高校野球の難しさと面白さがある。