「代が代われば選手が変わり、チームカラーが変わる」/ 東福岡 下野輝章監督

南の激戦区福岡県は、ファンからは「群雄割拠の福岡」と毎年注目を浴びている。

特に平成の時代は、連続出場がたったの2回と、レベルの高さを物語っている。

そんな福岡で選手権を1998年、99年連覇したのが東福岡高校だ。

甲子園出場回数は少ないものの、秋の神宮大会制覇経験もあるなど、全国レベルの強豪校である。

チームを指揮するのは、選手として東福岡でエースとして神宮制覇に貢献した経験を持つ下野輝章監督である。

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プロ野球選手を輩出したり、全国での活躍もある名門ではあるため、伝統というものがつきものである。

しかし、指導に伝統はほとんど受け継がず、年によってスタイルやスタンスの異なる選手に合わせて、監督が指導方法を変えている。

そして、全国レベルの他の部活の指導者からもアドバイスを求めたり、野球という枠や常識にとらわれず、時代の流れなども考慮し指導をしている。

甲子園から少し遠ざかると、周囲からは「復活」を願い求める声が多い。

だが、「復活」ではなく、「新生」をスローガンと掲げ、監督と選手たちは今日も、初の甲子園制覇を目指している。

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