「自分で気づいて発した言葉でなければ意味が無い」/ 佐賀商業 森田剛史監督

私学勢が甲子園の上位進出の大半を占めはじめた平成の時代に、二度の公立勢による全国制覇(選手権)を成し遂げた佐賀県勢。

94年夏の甲子園の決勝戦で9回に満塁本塁打で試合を決め、県勢初の全国制覇を成し遂げたのが、県勢最多出場を誇る佐賀商業高校だ。

チームを率いているのは、OBでもある森田剛史監督である。

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森田監督は、名門の伝統を引継ぎながら、新しいアイディアを取り入れ、私学全盛時代に挑んでいる。

取り入れたのは、自分達で考えて動く「創考主」をテーマとした指導である。

そのため、グランドでは監督はほとんど怒ることなく選手たちと接している。

監督に怒られて動くのではなく、選手たちがお互いを注意したり、アドバイスをしたりして日々成長することが監督の狙いである。

試合の中心である選手が普段の練習から主となって動くことで、試合でもその自主性がプレーに活かされているのだ。

「自主性」という武器で、佐賀商業は更に加速している私学優勢時代に立ち向かっている。

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