甲子園初出場後、9連敗を喫するも、2013年のセンバツでの初勝利後、出場する度に上位進出を続ける、岩手県の盛岡大附属高校。
チームを2008年から指揮しているのは、選手時代に春夏甲子園出場経験を持つ、OBの関口清治監督である。
関口監督は、選手たちが自分自身で考えて動けるようになるために、失敗や間違いに対しても怒鳴らずに、原因を注意することに徹している。
かつては、怒鳴る指導を行なっていたが、指示待ちの癖が試合でも抜けず、判断や考えることの力の差で敗れていたことに気づき、選手が考る力が身につけられる環境づくりを心がけている。
そのため、現在では、甲子園に出場した際にも自由時間を作り、責任と自覚を持たした行動を勉強させている。
日常生活で考える癖をつけてことで、選手だけの判断で試合を組み立てられるようになり、甲子園でも勝てるチームへと成長していった。
また、ミーティングでは、野球の話だけに拘らず、命の大切さや仲間への思いやりなどの、人として必要なスキルを身につけさせている。
週に1度寮に泊まり、寝食を共にするなど、グランド外でも選手たちとの時間を大切にするなど、選手たちからも父親のように慕われている関口監督の今後の采配からも、目が離せない。
「「男っていうのは自分が間違えたときに正直に言えること、ごまかしたり言い訳をしないこと」/ 盛岡大附 関口清治監督」への1件のフィードバック