春夏合わせて5 度の4強進出を筆頭に、数々の実績を残し、山梨県の高校野球を引っ張り続けている東海大甲府。
チームの成績だけでなく、幾人ものプロ野球選手を輩出していることから、全国レベルの強豪として認識されている。
そんな東海大甲府を指揮しているのは、様々なアマチュア球界でプレーした経験のある、村中秀人監督である。
村中監督は、高校時代には中心投手として、甲子園のマウンドを経験すると、社会人野球でも活躍した後に、母校の東海大相模の指導者に就任した。
東海大相模では、センバツ大会で準優勝へ導くなど結果を残すと、 その実績が評価され、低迷期であった東海大甲府へと異動となった。
東海大甲府に就任して間もない頃は結果が出なかったことに加え、多忙な業務が重なり、過労で倒れ入院することもあった。
しかし、そえした監督の情熱溢れる姿に、選手たちは刺激を受け、チームが一つになると、就任5年目には甲子園の切符を掴んだ。
以降は、甲子園常連となるだけでなく、全国でも上位進出を果たすなど、新しい黄金期を築き始めたのであった。
年齢や経験を重ねても、選手たちに負けない情熱を持ち続ける村中監督率いる東海大甲府は、県勢初の全国制覇に向けて、今日も努力に汗を流す。
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