センバツ大会での優勝や、夏の選手権準優勝など、全国の舞台で、数々の好成績を残している三重高校。
甲子園だけでなく、県大会や地区大会では、上位進出の常連であるため、その知名度は高い。
そんな三重高校を指揮していたのは、夏の甲子園準優勝へ導いた実績を持つ、中村好治監督である。
中村監督は、指導者生活をスタートさせた当初から、選手たちのコミュニケーションを重視して、指導を行っている。
怪我などのトラブルの早期発見に繋がるだけでなく、個々の性格を把握できることで、適切なポジションを与えられるなど、沢山のメリットがあるからだ。
そのため、練習が終了した、クールダウンの時間に、選手たちと一緒になって談笑しながらランニングするなど、労力を惜しまない。
これは、選手たちが真剣に野球に取り組んでいるのに、指導者が適当であれば、成長させることができないだけでなく、自らの力も育たないという持論からだ。
そうした独自の指導法によって、中村監督は、就任から半年足らずの短い期間で、チームを全国準優勝へと導いたのであった。
横着をせずに、選手たちを知るという作業から、丁寧に時間をかけて行う中村監督のスタイルは、指導者のお手本として、全国の指導者からリスペクトされている。
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」/ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」/ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」/ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」/ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」/ 九州国際大付 楠城徹監督
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