「優勝候補が強いのではなく、勝ったチームが強い」/ 横浜高校 渡辺元智監督

春夏合わせ、5回の甲子園制覇を誇る、名門横浜高校

「史上最強にして最高のチーム」と讃えられた、松坂大輔選手を軸とした1998年のチームでは、甲子園春夏連覇だけでなく、神宮大会、国体も制し、公式戦一年間負けなしという驚異的な記録を打ち立てた。

そんな名門横浜高校を指揮していたのは、渡辺元智監督である。

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渡辺監督は、甲子園に出場すること27度、51の勝ち星を挙げ5度の全国制覇を成し遂げた、高校野球界を代表する名将である。

横浜高校は、甲子園で全国制覇や数々の名勝負を繰り広げたこともあり、予選や甲子園では常に優勝候補としてマークされる存在であった。

名将の指導により鍛え上げられた選手達は、実績や実力は充分であったが、決して、受けて立つのではなく、常に挑戦者として試合に臨んでいた。

優勝候補はあくまで候補であり、必ず勝つチームではないことを選手達に何度も伝え、隙を作らないようにチーム作りを行なっていた。

それを証明するかのように、横浜高校の選手達は、下馬評に左右されることなく、自分たちの野球を貫いていた。

過去の結果や、現状に満足をせず、さらなる高みを目指し続けることで、全国を制するチームを作ることができたのだろう。

2015年夏に引退した渡辺監督の意志を受け継ぎ、今日も横浜高校の選手達は全国の頂点を目指している。

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