「野球は相手の力を出させなければ勝てる可能性があるスポーツです」/ 彦根東 村中隆之監督

勉強と野球を両立させるのではなく、両方に同じ力を注ぐ、「文武同道」という独自の目標を掲げ、県内トップレベルの進学校、彦根東を指揮している村中隆之監督

部員の大半が、国公立大学を狙い、センター試験も受けるといった進学校ではあるが、2010年代に入り3度甲子園に出場し、2つの勝ち星を挙げるなど、県内トップレベルの強豪校としても認識されている。

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「こなすだけの『作業』ではなく、無駄な練習をしないことを意識する」/ 彦根東 増居翔太選手

2018年のセンバツ大会に、2季連続で出場を果たし、16強まで勝ち進んだ滋賀県の彦根東高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、敗れた3回戦で9回ノーヒットピッチングを披露するなどの抜群の安定感を誇っていた、増居翔太選手である。

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「工夫より『何をするか』を大事にしています」/ 彦根東 村中隆之監督

1950年のセンバツ大会に初出場を果たし、以降、約60年間甲子園から遠ざかるものの、近年再び力をつけている、滋賀県の彦根東高校。

09年のセンバツに21世紀枠として、58年ぶりのの出場を果たすと、13年には初の選手権出場を果たし、17年の夏には甲子園初勝利を挙げた。

チームを指揮しているのは、滋賀県内の高校での監督や部長の経験を持ち、彦根東では06年からはコーチとしてチームを支え、11年に監督に就任した村中隆之監督である。

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「ないことを嘆くのではなく、あるものを探すんです」/ 彦根東 村中隆之監督

近年高校野球界において、近畿勢で急速なレベルアップしている滋賀県。

甲子園初勝利は、近畿勢の中で最も遅かったものの、90回記念のセンバツ大会では、県勢から3校甲子園に出場するなどレベルの高さを全国に知らしめている。

そんな滋賀県で2009年のセンバツで21世紀枠として初出場し、その後甲子園にコンスタントに出場するようになったのが彦根東である。

進学校でありながらも近畿圏だけでなく、全国から注目を浴びている公立高校である。

甲子園でも、17年選手権、18年センバツは2季連続出場し、いずれも初戦突破するなど実績も残し始めている。

そんな、チームを指揮するのは、村中隆之監督である。

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