春夏合わせて5度の全国制覇を誇り、甲子園で50を超える勝ち星を挙げている、神奈川県の名門、横浜高校。
そんなチームを2015年秋から19年秋まで指揮していたのは、選手時代に主将として夏の甲子園4強に導いた実績を持つ、平田徹監督である。
平田監督は、名門の伝統や渡辺元智前監督、小倉清一郎前部長の指導を引き継ぎながらも、新たに選手たち主体のチーム作りを目指し指導していた。
日々の練習では、選手に考えさせる習慣を身につけさせるために、指導者からの指示や指導を極力行わないようにしている。
練習メニューや作戦も選手の考えを尊重し、可能な限りで取り入れ、間違いがある場合や失敗をした際にのみアドバイスを送るスタイルを確立している。
また、練習やトレーニング一つ一つに、目標を設定させ、小さな成功体験を感じさせながら、厳しいメニューにも楽しく、高いモチベーションを持って臨めるようにしている。
もちろん、自主性を尊重するために指導者が目標を決めるのではなく、選手一人一人に任せている。
名将の後継者というプレッシャーにも負けることなく、4年連続で甲子園出場を果たした平田監督が作った新たな伝統を加えた横浜高校が、6度目の甲子園制覇を果たすひは近そうだ。
「「練習の集大成が試合の結果だ」/ 横浜 平田徹監督」への1件のフィードバック