「嫌われ者でいいんです」/ 鳴門 森脇稔監督

古くから、徳島商業池田などを筆頭に公立勢が活躍している徳島県勢。

全国で唯一の私立高校の甲子園出場がない都道府県として有名でもある(※私立で硬式野球部があるのは1校のみ)。

そんな徳島県で、近年再び甲子園の常連校となり、全国でも躍進を続けているのが鳴門高校だ。

昭和25年夏、27年センバツは準優勝、26年のセンバツでは優勝の実績があり、昭和の終盤はやや甲子園から遠ざかっていたものの、平成に入っても3度8強進出するなど、復活を果たした。

チームを指揮しているのは、OBでもある森脇稔監督である。

森脇稔監督の記事はこちら。

森脇監督は、選手とあえて距離をとり「嫌われ役」に徹して指導している。

選手達に過信させぬよう現実をはっきりと語ったり、選手のモチベーションのための「反骨心」を引き出すように細かいことにも口を挟む。

嫌われることを恐れず、選手の成長やチームの勝利を優先しているのだ。

選手たちは、時に反骨心がモチベーションとなることもあれば、時に嫌われる覚悟を持って接してくれる監督への感謝に応えるようにプレーをすることもある。

監督の指導がどんな方向にとらえられたも、好循環になるシステムが、鳴門の強さなのだろう。

鳴門の記事はこちら。

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