「気持ちを含めた総合力でどう相手を上回っていくか」/ 履正社 岡田龍生監督

名だたる名門、伝統校、強豪がひしめき「ノーシド制度」によって、より激しさを増す大阪府。

そんな大阪で「平成最強」と称される大阪桐蔭と肩を並べ二強されているのが履正社高校である。

大阪桐蔭には実績は劣るものの、センバツで2度の準優勝を経験し、大阪桐蔭も成しえていない神宮大会を制した実績もある強豪である。

そんなチームを1987年から率いてるのが、名将岡田龍生監督である。

岡田龍生監督の記事はこちら。

特待生で生徒を取る制度もなく、選手達の寮もない環境に言い訳することなく、無名校を全国トップレベルまでに育て上げできたのだ。

監督就任当時は勝利至上主義と批判されながらも、死に物狂いで選手を指導し、スパルタで野球部を育てた。

しかし、行き過ぎた指導もあり半年間の謹慎処分を受け指導方法は180度変えたのだった。

現在では、選手の自主性を優先し、ベンチ入りメンバー決めの投票制や、部員一人一人との個別面談など選手に責任感を持たすと同時に、長所を伸ばす指導を行なっている。

そして、走攻守だけでは劣る部分を頭脳を加えて四拍子揃った履正社野球を作ったのだ。

また、自主性と頭脳を鍛えるという意図で、紅白戦では打者がサインを出すなど自ら考える野球をさらに強化している。

そして、最近では「気持ち」という原点の部分にも目を向け、以前にも増した「総合力」の野球で全国制覇を狙っている。

履正社高校の記事はこちら。

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