「野球部員である前に高校生たれ」/ 福井工大福井 大須賀康浩監督

近年「雪のハンデ」を感じさせない野球で、甲子園でも上位進出を続ける北陸勢。

そんな北陸勢で唯一の優勝経験のある福井県は参加校は少ないものの、ハイレベルなチームが多数存在する。

その福井県で安定した成績を残し、全国から注目を集めているのが、福井工大福井である。

初出場で16強進出や、2017年のセンバツでは、健大高崎高校と延長15回引き分け再試合の熱戦を繰り広げたりと、記録や記憶を残しているチームである。

福井工大福井を全国で勝てるチームに育て上げたのが、前監督の大須賀康浩監督である。

大須賀康浩監督の記事はこちら。

大須賀監督は2001年冬から約16年間監督として春夏合わせて7度の甲子園出場を導いた北陸を代表する名将である。

大須賀監督は、「野球部員である前に高校生たれ」といった生活面中心の指導で、チームを作ってきた。

監督就任後は、技術以上に服装や挨拶、生活態度などを細かく指導し、高校生としての正しい学校生活や私生活を徹底的に指導し続けていた。

そこには、「チームワークを作るための方向性を定める」といった監督の狙いと目的があったのだ。

団体競技である野球をするために必要な、選手たちの意識の統一をさせたことで、まとまりのあるチームができていたのだ。

生活態度を徹底することは、気配りや視野が広がったりと、後々野球に通じることが多くあり、技術の向上にも良い影響を与えたのだった。

福井工大福井の記事はこちら。

【関連】敦賀気比の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です