「『カベ 』というのは あるわけじゃなくて 自分が作るもの」 / 佐賀北 百崎敏克監督

2007年の夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた佐賀県立佐賀北高校。

07年夏、佐賀北は開幕試合で甲子園初勝利を挙げると、二回戦では延長15回引き分け再試合で勝利、準々決勝では優勝候補の一角帝京高校相手に延長13回サヨナラ勝ちで決勝戦へ駒を進めた。

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決勝でも勢いと大観衆を味方につけ、0ー4の劣勢の展開から、8回裏に押し出しで1点を返すと、逆転満塁本塁打で試合を決め、全国制覇を果たした。

そんなチームを指揮していたのが、百崎敏克監督である。

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百崎監督は「選手と本音で向き合うこと」をテーマに、指導をしていた。

意見が食い違う際には、部員と何度も喧嘩を繰り返し、お互いが分かり合えるまで話し合い、心の底から信頼関係を築いていた。

百崎監督は選手たちに、楽な方に逃げるのではなく、「壁」を自らが作りそれらを乗り越える力をつけさせていた。

基礎練習や体力トレーニングなど、最初は選手に理解されず、選手と監督の間にも「壁」があったが、監督自ら本気で向き合い、選手との心の「壁」を壊していったのだ。

ミラクルだけでなく、「平成の公立勢最後の夏の優勝校」として語り継がれる佐賀北は、新たな「壁」を乗り越え次なる歴史を作ってくれるだろう。

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