「ちゃんと理屈があるならアウトになってもいい」/ 盛岡大附 関口清治監督

近年、急速に甲子園で上位進出する東北勢の高校。そんな東北勢で2010年代に入り甲子園初勝利から一気に強豪校として名を馳せたのが盛岡大附である。

甲子園出場は県内トップレベルで、県大会や地区大会では勝ち星を挙げ、2012年には県内最大の敵とされていた大谷翔平選手率いる花巻東を敗って甲子園出場するなど、実績も充分であった。

1995年の甲子園初出場後9大会連続初戦敗退と、甲子園での勝利が遠かった。

しかし、2013年センバツで初勝利を挙げると甲子園での勝ち星も増え、2017年はセンバツ選手権共に8強まで進出した。

そんなチームに育て上げたのは、関口清治監督

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関口監督は自分で動ける選手を育てている。

任せる部分は選手に任せ、失敗やミスに対して、怒るのではなく教える。試合の盗塁も自由にさせていて、アウトになっても理由や考えがある選手に対しては怒らない。

そして、それらの理屈や理由、考えに対しては、否定するのでなく、より良くなるためのアドバイスや修正や訂正をし、次回のプレーにつなげている。

選手たちにとっては、挑戦することに対して叱られる怖さがなく、結果に関係なく学ぶことができる。更には、思考力までが身につくため、挑戦すればするほど成長できる環境なのだ。

「思考力」と「思い切り」を兼ね備えることで、大舞台の試合でも、のびのびとプレーができるのだろう。

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