「本気と一生懸命は違う」/ 県岐阜商 藤田明宏監督

春夏合わせて、甲子園で4度の全国制覇と6度の準優勝を誇る岐阜県の名門、県立岐阜商業

勝ち星は高校野球100年間で87勝と、公立ではトップクラスである。

そんな、名門を率いていたのが藤田明宏監督である。

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藤田監督は、岐阜城北高校の監督としても、2006年のセンバツ4強に導くと、2009年から母校の県岐阜商業の監督に就任し、低迷していたチームを立て直し、夏の甲子園の4強まで進出した。

藤田監督は、「本気」と「一生懸命」は別物であるという見解から、監督やコーチなど、他人から指示され行動する「一生懸命」の状態ではなく、自らが進んで行動する「本気」を目指すように伝えていた。

「本気」で取り組むことが、本来の野球の楽しさや面白さなどに触れることができ、成長につながり、チームとしても良い雰囲気を作れるのである。

短期間で甲子園にチームを導くだけでなく、甲子園でも勝てるチームを作ることから、「藤田マジック」と称されることもある。

そのマジックとは、甲子園でのみ発揮されるものではなく、日々選手たちを本気にさせ、練習に取り組ませ成長を促すことなのだろう。

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