春夏3度の全国制覇を誇る、名門智弁和歌山。平成の30年間に甲子園で挙げた勝ち星は、大阪桐蔭と並んで1位である。
そんな智弁和歌山を指揮していた歴代甲子園最多勝利監督の高嶋仁監督からバトンを引き継いだのは中谷仁監督である。
中谷監督は、選手時代に智弁和歌山のキャプテンとして、全国制覇を経験し、その後プロ野球の世界でも活躍した経験を持つ。
2018年夏就任後、激戦の近畿地区で結果を残し、翌春のセンバツ出場を決めると、初の甲子園では、堂々の八強入りを果たした。
中谷監督は名将高嶋野球も引き継ぎながら、自身のキャリアを通して学んだことを、選手達に日々伝えている。
野球の技術だけでなく人間的成長の必要性も伝え、生活態度や練習への取り組みなど社会に出てから通用するノウハウも指導している。
世間からは名将の後継者として、様々なプレッシャーも中で全国でも安定した成績を残せているのは、技術指導以外の面も細かく行っているからだろう。