高校野球も人生同様、多かれ少なかれ苦労というものに出会うが、それを乗り越えた先には、新たな自分や理想の結果にたどり着けるものである。
そんな選手たちのターニングポイントとなる苦労を、一緒になって励まし支え戦い、成長を見守ってきたのは、拓大紅陵の小枝守監督である。
小枝監督は、全国レベルの強豪であり母校の日大三高の監督時代の成績が評価され、全国大会出場歴がない無名の拓大紅陵の指導者に抜擢された。
就任当初は、設備や環境もままならなず、苦労の連続ではあったが、誰よりも率先し、グラウンドの草むしりや練習の準備を行い、選手たちが少しでも野球ができるようにサポートしていた。
また、早朝4時から行われる朝練や、過酷な夏場の練習にも一緒になってグラウンドに立ち、辛さや過酷さを選手たちだけに押しつけず、一緒になって乗り越えていた。
そして、勝利や結果ではなく、その後の人生をどのように過ごしていくかを重視し、努力の仕方や仲間と協力することなど、野球を通して様々なことも学ばせていた。
技術以上に人間力や精神力を鍛え、苦労を一人で克服する力や、人の苦労を助ける力を身につけさせていた小枝野球は、拓大紅陵と多くの教え子たちに受け継がれている。
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