「初心に帰ることで新しい発見もある」/ 明石商業 来田涼斗選手

2019年の甲子園で、春夏連続4強進出を果たし、翌年の交流試合でも勝利を収めた、地元兵庫代表の明石商業高校。

当時、チームの先頭打者を担っていたのは、甲子園通算3本塁打を含む14安打を記録し、俊足好打の先頭打者として活躍していた来田涼斗選手である。

来田選手は、小学1年生から野球を始めると、6年生ではジュニアチームに選出され、中学時代に所属していた硬式のクラブチームでも活躍していたことから、進学に大きな注目が集まっていた。

そんな中、兄と同じ進学先である明石商業へ入学すると、1年春から先頭打者で外野というポジションを担い、夏の甲子園にもスタメンで4出塁の活躍を見せた。

しかし、チームは初戦敗退に終わったことから、打点も挙げられるようになることも意識し、増量や筋トレに励み、長打も打てる先頭打者を目指した。

その結果、2年のセンバツでは準々決勝で史上初の先頭打者本塁打サヨナラ本塁打を記録し、夏の甲子園の準決勝でも先頭打者本塁打を放つなど、世代最強の打者として名を全国に広めた。 

続く秋の新チームからは主将も務め、プレーだけでなく背中でもチームを引っ張ることが求められたため、基礎の徹底や練習の準備などにもそれまで以上に力を入れ、地道な努力に励んだ。

最後の一年は、コロナ禍の影響で全国制覇の夢や甲子園でのリベンジは果たせなかったものの、主将リードオフマンの役目でチームの勝利に貢献したのであった。

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