センバツ大会の出場経験はないものの、夏の甲子園では常連校としてのポジションを確立している、新潟県の中越高校。
甲子園の舞台では、勝利に恵まれないことが多いものの、その強さは、全国レベルのチームに決して劣ってはいない。
そんな中越を指揮していたのは、チームを7度も夏の甲子園へ導いた実績を持つ、鈴木春祥監督である。
鈴木監督は、22歳という若さで監督に就任すると、厳しい指導で、選手たちを心身ともに鍛え上げていた。
スパルタ指導ではあったが、その情熱が見事に実を結び、チームを甲子園に導くことに成功した。
しかし、指導者の言いなりになっていた選手たちは、自分で考えて行動することができず、全国の舞台では中々勝利を掴めなかった。
そこで、選手たちの自主性を尊重するなど、指導方針を改め、指示待ちからの脱却を目指した。
その結果、逃げることが許されない苦しい場面でも、自分たちだけで対処できる力が身につき、ついには甲子園での勝利も記録したのであった。
自分で考えることの大切さを、結果で示した鈴木監督のスタイルを受け継ぎ、中越はこれからも進化を遂げる。
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」／ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」／ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」／ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」／ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」／ 九州国際大付 楠城徹監督
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