勝負事でピンチになると、失点やミスなどのリスクを恐れ必要以上に焦ってしまったり、早くその状態から脱出しようと考えたりしてしまうものである。
しかし、そうした動揺しり急ぐ気持ちで勝負に挑むと、余計なことに神経を使うため、本来の力が発揮できなかったり足元をすくわれるなど、予期せぬ結果となってしまう。
一方で、劣勢な場面でも普段通りのプレーを心がけ攻める姿勢を見せると、相手にとって大きなプレッシャーとなったり、自らにもチャンスも見つけられる可能性が高くなる。
そうした考えから、ピンチの時ほどポジティブに捉え、チャンスを探すよう伝えているのは、中京を指揮している橋本哲也監督である。
橋本監督は、劣勢の時には追われる怖さがないことに加え、作戦が失敗してもチャンスの時ほど影響がないとして、プラスに考えるよう促している。
もちろん、劣勢を望んでいるわけではないが、ピンチの時には、良い意味で開き直ることで、変な力が入らずにのびのびできるため、マイナスに捉えていないのだ。
ピンチや逆境にも試合巧者でいられるように、日々の練習から心身ともに鍛えている中京高校と橋本監督は、初の全国制覇を目指している。
↓橋本哲也監督の記事はこちら↓
「「劣勢はマイナスではない」/ 中京学院大中京 橋本哲也監督」への1件のフィードバック