「失敗を恐れるようになると、いい結果は生まれなくなります」/ 健大高崎 青柳博文監督

徹底マークされていても、土壇場でも、迷うことなく怯むことなく次の塁を狙い、相手を翻弄する。

そんな「機動破壊」を代名詞にその名を全国に広めた群馬県の健大高崎高校だ。

甲子園では2011年夏に初出場を果たし、2012年のセンバツでは4強を記録し、その後も好成績を残し、初戦敗退は1度もない

2001年創部と歴史は浅いが、近年甲子園を魅了する強豪校である。

そんなチームを指揮するのは、青柳博文監督である。

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青柳監督は「ノーヒットで1点を取る」といったスタイルにこだわっている。

そこで必要となる盗塁やトリックプレーなどをはじめとする走塁面を毎年強化し続けている。

14年夏は盗塁の大会記録を残し、17年のセンバツでは9回土壇場でトリックプレーで引き分け再試合に持ち込み再試合を勝利するなど、機動力を中心に戦い、数々の成績を残している。

また、その他の試合では、過去の試合での「機動力」の高さが相手チームのプレッシャーとなり、配球が甘くなったり、ミスを誘ったりとゲームを優位に進めている。

まさに、「機動力」だけでなく、相手を精神的に追い詰める「破壊力」をも兼ね備えた「機動破壊野球」なのだ。

この「機動破壊」を作りあげるための指導として、盗塁をはじめとする走塁でのミスはあまり厳しく叱らないのが、健大高崎のスタイルである。

失敗を恐れることにより挑戦をやめてしまったり、中途半端なプレーになることを避けるためにも監督は怒るのではなく、アドバイスや次なる作戦を考えている。

最近では「機動力」に「強打」も加わりつつある健大高崎から今後も目が離せない。

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