沖縄県勢の悲願であった夏の甲子園優勝を、春夏連覇という最高の形で掴み取った、興南高校。
過去に幾多も甲子園を制した経験を持つ名将ですら認める、その圧倒的な強さは、偉業ともに語り継がれている。
そんな史上最強との呼び声も高いチームを作り上げたのは、我喜屋優監督である。
我喜屋監督は、野球の選手である前に、一人の人間であるという考えから、選手たちの人間性を鍛えることを重視している。
挨拶や掃除、私生活のルールの徹底はもちろん、遠征先の宿泊施設の過ごし方まで、細かな約束事を決め、完璧を追求している。
日々の小さな積み重ねが、大舞台でのミスを防いだり、僅かなチャンスをものにする力に繋がるという持論からだ。
また、人間性を鍛える上では、逆境やハンデに対して、プラスに捉える思考力が必要として、心と頭を鍛えさせていた。
当初は戸惑っていた選手たちも、次第に工夫で乗り越える癖をつけ、遂には、長梅雨により練習ができない沖縄のデメリットも、カッパを着て克服したり、雨の試合対策と認識するようになっていった。
どんな状況になっても、決して諦めることなく前に進む姿勢を持ち続けるところに、興南高校の強さがあるのだろう。
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