「三振の数を取るよりも、ゼロで抑えることが大事」/ 前橋育英 高橋光成選手

2013年の夏の甲子園で、初出場初優勝の快挙を成し遂げた、群馬県の前橋育英高校。

当時、2年生エースとして全6試合50イニングに登板し、防御率0.36という安定した投球内容で、優勝投手となったのが、高橋光成選手である。

前橋育英の記事はこちら。

高橋選手は、小学1年から野球を始めると、中学時代には軟式ながら130キロを記録するなど、県内では注目される投手であった。

前橋育英に進学後は、1年夏に走り込んだ成果で、最速も144キロを記録し、秋からはエースとしてチームを支える大黒柱として試合に出場していた。

しかし、フォームが安定しない状態で臨んだ秋の大会では、1試合に10個の四球を出すなど、思うような投球ができないまま、チームも敗退となった。

そこで、冬場には、安定したフォームを作るところからスタートし、技術だけでなく投球術などの 知恵も身につけ、2年夏を迎えたのであった。

県大会終盤から徐々に本来の投球ができるようになった高橋選手は、甲子園の初戦で9者連続を含む10奪三振で完封勝利を挙げると、強豪校を次々撃破し、全国制覇へ導いたのであった。

最終学年となった秋以降は、怪我や周囲からの期待などに苦しめられ、甲子園出場は果たせなかったものの、日本代表として出場した自責点0の圧巻の投球で、有終の美を飾ったのであった。

【関連】荒井直樹監督の記事はこちら。

【関連】荒井海斗選手の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です