「当たり前のことをやっていればチャンスは必ず回ってくる」/ 明豊 川崎絢平監督

21世紀に入ってから甲子園デビューを果たすと、以降、 全国常連としての地位を確立している、大分県の明豊高校。

センバツ大会での準優勝を筆頭に、数々の好成績を残していることに加え、プロ野球選手も多数輩出していることから、その知名度は高い。

そんな明豊高校を指揮しているのは、選手時代に全国制覇を経験している、川崎絢平監督である。

川崎監督は、高校野球界屈指の名門、智弁和歌山でプレーし、1年時には、日本一を成し遂げている。

その後、指導者としても、母校でも、後輩たちよ甲子園出場に貢献していたため、明豊就任時には、周囲から期待を集めていた。

当初は、その期待に応えようと、技術を伸ばすことを目的に、厳しい練習で鍛えることにこだわっていた。

しかし、追い込むだけでは、全国では勝てないことを学び、選手たちを自立させることにも力を入れた。

中でも、基礎基本や学校のルールの遵守など、当たり前のことを、選手たちだけで徹底することは常に求めている。

地道な作業ではあるが、目の前の凡事を着実にこなすことで、僅かなチャンスもものにできるようになり、明豊は、甲子園でも勝てるチームに成長したのであった。 

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