「チームが日本一になるために、しんどいことをやろう」/ 日本航空石川 菊池直哉選手

2020年の夏に行われた石川県の代替大会で、県内39連勝中であった優勝候補の星稜を敗り、優勝を成し遂げた日本航空石川

当時、主務というポジションからチームを支えたり引っ張る役割を担い、優勝に大きく貢献したのは、菊池直哉選手である。

菊池選手は、小学生から野球を始め、中学時代にはボーイズリーグでプレーすると、当時の仲間と甲子園出場を目指し日本航空石川へ進学した。

しかし、1年夏に肩を痛めるアクシデントを経験すると、練習再開後にはイップスに苦しめられ、思い通りのプレーができない日々が続いた。

その結果、1年生大会では俊足好打の選手としてのプレーだけでなく、主将としてチームの中心を担っていた菊池選手は、グラウンドから離れる時間が増え、退部を決意するまでに至った。

だが、中村監督からの主務という新たなポジションの提案で、あらゆる角度からチームを支えることにやり甲斐を覚え、再び野球に打ち込み始めた。

当初は慣れない仕事に苦戦していたが、「日本一の主務」を目標に、ノックバットを振り込んだり、サポート役の勉強をするなど、精一杯の努力に励んだ。

迎えた最後の夏は、県大会の優勝に貢献すると、甲子園の交流試合では試合前の7分間ノックで進学時の目標を形は違えど達成し、有終の美を飾ったのであった。

日本航空石川の記事はこちら。

【関連】中村隆監督の記事はこちら。

【関連】星稜高校の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です