「一人の力では絶対に勝てないし、みんなで力を合わせないと上は目指せない」/ 二松学舎大付 鈴木誠也選手

2012年の夏の東東京大会で、優勝候補に挙げられながらも、準決勝で後の優勝校相手に涙をのんだ二松学舎大付属高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、打者としても高校通算43本塁打を記録するなど、二刀流の活躍を見せていた、鈴木誠也選手である。

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鈴木選手は、二松学舎大付に進学すると、能力の高さを評価され、1年秋からエースとしてマウンドに立つようになり、期待されていた。

しかし、2年次には足の怪我を発症し、思うような投手ができず、治療やリハビリを進めていく中でも、再発を恐れて、本来の投球を見失っていった。

それでも、チームメイトが支えてくれていることを知り、本調子とは程遠い状態でも、ベストの投球でチームに恩返しをすることを決意し、練習に励んでいった。

やがて、最後の夏の直前には、最速148キロを記録するなど復活を遂げ、「東東京ナンバーワン投手」と称され、全国からも注目を集めるようになっていった。

また、怪我の期間に打力を強化したことで、一塁手として対外試合に出場し、打撃でチームを引っ張るようにもなり、期待と自信を持って夏を迎えた。

東東京では、順当に勝ち進むも準決勝で惜しくも敗れ、彼岸の甲子園出場は叶わなかったが、高校の3年間が今の鈴木選手の支えとなっている。

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