人生では、どれだけ努力をこなしたり鍛錬を積んでも、思うようにいかないことがある。
その度に自らの力の無さを痛感したり現実に絶望し、諦めることを許すようになってしまう。
しかし、困難や苦戦などを経験するからこそ、夢が叶ったりハッピーエンドを迎えられた時に、本当の喜びや嬉しさを感じられるのである。
そんな考えから、PL学園を率いていた中村順司監督は、マイナスの出来事に対しても、感謝の心を持ち向き合うよう伝えていた。
中村監督は、僅か10年の間で春夏合わせて6度も甲子園優勝へ導き、球史に名を残すようなスター選手を幾人も育て上げた実績を持つ。
もちろん、当時のチームは、野球に専念できる環境が整っていたことに加え、全国屈指の強豪であったことから、府外からも有力選手が毎年集まっており、勝てる要素は大いにあった。
その一方で、周囲からの「勝って当たり前」というプレッシャーが、監督をはじめとしたチーム全体の重荷となり、思うようなプレーができないケースもあった。
だが、そんな時でも中村監督は、一時の失敗や個人のミスは、挽回したりカバーし合えば、マイナスにはならないとして、決して責めるようなことはしなかった。
その結果、試合では全員が伸び伸びとした思い切ったプレーができ、数々の結果を残せたのであった。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 拓大紅陵 敦賀気比 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 沖縄尚学 済美 県岐阜商 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
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