人生では、成功よりも失敗、勝利よりも敗北、栄光よりも挫折、の方が多く経験するものである。
その度に、悔し涙を流したり辛い気持ちになって、 再びチャレンジすることを諦めてしまう。
しかし、失敗や敗北、挫折をすることは、恥ずべきことではなく、頑張った証であり、誇らしいものでもある。
また、経験という価値が、人生の財産となるため、決してマイナスにばかり捉える必要はない。
そんな考えから、静岡高校を指揮していた、栗林俊輔監督は、ミスを前向きに捉えるよう伝え、指導を行っていた。
栗林監督は就任当初、チームが低迷期であったことから、厳しい指導で選手たちを徹底的に鍛え上げていた。
しかし、厳しいだけでは、ミスを恐れて消極的なプレーをしたり、挑戦への意欲の低下が見られたため、指導方針を改めた。
主導権を選手たちに渡し、チャレンジを後押ししたり、落ち込んでいる際にフォローをするなど、サポート役に徹したのだ。
その結果、自分の意思で次々と新しいことにトライする習慣が生まれ、チームは復活を果たし、新たな黄金期も築いたのであった。
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