「重視するのは状況判断」/ 下関国際 坂原秀尚監督

2017年夏の甲子園に悲願の初出場を果たし、2018年は春夏連続で出場を含む3季連続で甲子園に登場した下関国際高校。

2018年の夏の選手権では、甲子園常連校などを撃破し堂々の八強に進出を果たした。

そんなチームを指導しているのが、社会人野球の経験も持つ坂原秀尚監督である。

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坂原監督は、不祥事で低迷している下関国際に自ら監督を立候補して、12年の年月をかけてチームを甲子園まで導いたのである。

不祥事明けのチームに周囲は厳しく、試合中にはスタンドからヤジが聞こえることもある中で、とことん選手たちと野球と向き合い、3年目に公式戦初白星を挙げたのであった。

その後は、県内で常に上位進出を続け、甲子園でも実績を残していることから、強豪として認識されている。

坂原監督は、一教員として生活態度学業にも厳しく指導しながらも、野球に集中して取り組むように伝えている。

文武両道」や「バランス」といった難しい目標を掲げるのではなく、勉強や日常生活は最低限のことだけをこなし、残りは野球に打ち込むめば自信成果を得られるというスタイルを、監督就任以来ブレることなく貫いている。

そのため、野球には細かいポイントにも妥協を許さず、ありとあらゆるメニューをできるようになるまで徹底させている。

下関国際の野球は「守り勝つチーム」を目指していることから、様々なパターンのノックを

取り入れ、単なる守備力や技術の向上だけ終わらせるのではなく、走者をつけての「状況判断」のスキルも身につけさせている。

試合では「状況判断」が命運を分けるため、練習ではミスが出る度にプレーを止めて判断の意図を問い、時には正解を監督自らが説明し確認させ完璧を目指している。

一つの物事に取り組ませることで得られた「自信」と、何度も練習したことで得られた「状況判断力」を武器に、下関国際は今後も躍進するだろう。

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