「勝負のときは、長所でどれだけ相手と戦えるかにかかってきます」/ 静岡 栗林俊輔監督

1896年の創部後、春夏合わせて40回を超える甲子園出場を記録し、1926年には全国制覇を成し遂げている、静岡高校

そんな伝統と実績を持つ名門を、2008年から指揮しているのは、静岡県内の複数の高校で監督を務めていた経験を持つ、栗林俊輔監督である。

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栗林監督は、「見守ること」を指導の基本とし、校風でもある「自主性」を尊重し、選手たち主体のチーム作りを毎年行なっている。

基礎や基本を指導することは行うものの、その先の応用やスタイルなどは、選手たちの感性や感覚に一任し、必要以上に指導をしないことがほとんどである。

多少の間違いには指摘をせず、アドバイスをする際も、強制させるのではなく提案程度にとどめ、選手自身に取捨選択させるのが、栗林監督のスタイルである。

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その一方で、選手の課題や悩みを見落とさないように、細かな部分まで選手たちを観察したり、野球ノートで対話をするなどの取り組みも行なっている。

結果や数字に執着せず、練習への取り組む姿勢や、野球ノートの文字などに微かに現れる選手の心の声を見逃さず、適切な声かけで悩みの解決のサポートをすることもある。

選手を大切にしながらも、選手の自立をサポートする栗林監督が、静岡高校を全国の頂点へ導く日は近そうだ。

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