「いい試合で良かった、で終わったらそれまで」/ 創成館 稙田龍生監督

2010年代に入り、甲子園常連校として全国の舞台で躍進を続けている、長崎県の創成館高校。

そんなチームを2008年から指揮しているのは、選手時代に明豊高校で甲子園に出場した実績や社会人野球の選手、監督として活躍した経歴を持つ、稙田龍生監督である。

稙田龍生監督の記事はこちら。

【関連】明豊の記事はこちら。

稙田監督は、毎年「守備」へのこだわりを持ちチーム作りを行ない、「守り勝つ」スタイルを確立している。

日々の練習では、「一球の重み」を意識させるために、ノックでエラーした選手にもう一球チャンスを与えることはしない。

限られた数の練習量にすることで、一球に対する集中力が増し、本場と同じ緊張感でプレーできるメリットがあるからだ。

また、守りの軸となる「投手」の育成にも力を入れ、入部時に投手希望の選手は全員投手として指導し、部内のレギュラー争いを活性化させると共に、複数のエース球投手を育てるようにしている。

社会人野球の経験やタイブレーク制度が導入されたことを踏まえて、先発完投が不利になることを考え、難しいとされている「継投策」を積極的に取り入れている。

自身の野球キャリアで学んだ知識と、新しい時代のスタイルを融合し進化を続ける創成館が、甲子園を制する日は近そうだ。

創成館の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です