「気持ちさえ変えることができれば、何とかなる」/ 津田学園 前佑囲斗選手

2019年の甲子園に春夏連続出場し、夏の選手権では、2大会連続で初戦突破を果たした、三重県の津田学園高校。

当時、チームのエースを務めていたのは、最速152キロのストレートを武器に、甲子園通算20奪三振を記録した、前佑囲斗選手である。

津田学園の記事はこちら。

前選手は、兄の影響を受け小学1年時から野球を始めると、中学時代のボーイズリーグから本格的に投手を務め、3年時には県選抜として全国大会も経験した。

そんな中、憧れの兄の通う津田学園へ進学すると、体づくりで投球に安定感があることが評価され、1年秋からベンチ入りを果たした。

冬場にも地道にトレーニングに励んだことで、2年夏には上級生からも認められマウンドを託された前選手であったが、県大会2回戦で敗れてしまった。

敗戦を糧に、スタミナの強化やフォームの修正を行ったことに加え、相手打者を観察したりする能力も身につけたこで急激に成長し、秋の新チームではエースとして、東海大会準優勝へと導いたのであった。

迎えたセンバツでは延長戦の末初戦敗退も、9回まで無失点に抑える活躍を見せると、続く夏には、県大会で自己最速の152キロを計測し、甲子園出場へと導いた。

甲子園では、初戦で160球11奪三振1失点の完投で春の雪辱を果たすと、その後行われたワールドカップにも日本代表に選ばれ、世界5位に貢献したのであった。

【関連】佐川竜朗監督の記事はこちら。

【関連】三重高校の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です