野球というスポーツは、団体競技であるため、一人だけ力や能力が優れていても、勝てないものである。
その一方で、個人のミスを仲間がカバーしたり、足りたい部分を互いに補い合うことができれば、勝利を掴めることがある。
そのため、日頃の練習から、自己中心的なプレーをするのではなく、支え合う精神を築いていく必要がある。
そうした野球の利点を生かすために、横浜隼人を指揮している水谷哲也監督は、多い時で100人を超える部員が在籍していても、チームプレーに拘っている。
水谷監督は、就任して間もない頃に、全国トップレベルの強豪が集う、激戦の神奈川県や関東を勝ち抜くには、一人の技術だけでは難しいことを学んだ。
そこで、個人の技量で勝負することをやめ、一球に全員で取り組むような、組織力野球をチームの柱とし、フォローアップを学ばせるようにした。
もちろん、支えることや助け合うことは、口で説明するだけでは伝わらないこともあるため、大会の運営補助や清掃活動に参加させ、実際に人から喜ばれたり感謝される経験を積ませている。
その結果、支え合いや助け合い、仲間の大切さを深く理解でき、高いレベルの全員野球が実践できるようになり、チームは悲願の甲子園出場も果たしたのであった。
チームスポーツの特徴を最大限に活かし、全員で戦う横浜隼人の野球から、今後も目が離せない。
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