「結果とこれまでの感謝の言葉こそが、君たちが親に渡す背番号です」/ 横浜隼人 水谷哲也監督

甲子園出場は2009年夏の1度のみではあるが、全国的な知名度を誇る、神奈川県の強豪、横浜隼人高校。

チームを1990年秋から指揮しているのは、野球と人間教育の両立指導を掲げている、水谷哲也監督である。

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水谷監督は、野球だけを指導するのではなく、人間として選手を成長させて卒業させるように、日々の学校や日常生活にも厳しく指導をしている。

また、「神奈川の高校野球を支えるために」と、出場していない試合のグランド整備や球場の補助員などにも、自校の練習時間を犠牲にしてまで大会運営に大きく貢献している。

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周囲からは、「そんなことをしているから甲子園に出れない」と批判を浴びることもあるが、応援されるチームになるためや、その後の人生で全員が誇れるものを持たせて卒業させるために続けている。

そんな監督を慕い、毎年30人以上の新入生が入部希望をするが、水谷監督は、全員を受けいれ平等に接し、技術の高さに関係なく日常生活を含めた上で評価している。

自身の現役時代が、中心選手ではなかったことも踏まえ、「控え選手」をレギュラー選手以上に大切にし、毎年最後の夏にはベンチ入りを果たせなかった選手のみで引退試合を行ったり、甲子園出場が決まった際には、祝賀会で控え部員を讃えることもあった。

神奈川の高校野球を支え、人としての成長を続ける横浜隼人が、再び甲子園に帰ってくる日は近そうだ。

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