鳥取県内屈指の進学校ながら、センバツ大会での準優勝を筆頭に、甲子園での実績も充分に残している、米子東高校。
平成の時代に入り、全国の舞台から遠ざかることもあったが、令和に入って以降は復活を遂げ、新たな黄金期を築きつつある。
そんな米子東を指揮しているのは、「科学的根拠」を重視した指導を行う、紙本庸由監督である。
紙本監督が就任した当時のチームは、甲子園出場だけでなく、県大会を勝ち進むことも難しい状態であった。
そこで、チームの伝統やルールなどを見直すことからスタートするなど、大幅な改革を行った。
中でも、根性論で片付けられていた、トレーニングなどは廃止し、科学に基づいたメニューを取り入れたことは、成長の加速につながった。
また、学校の方針上、勉強との両立が求められていることから、タイムマネジメントも導入し、僅かな時間も有効活用することを求めた。
当初は、考えることが多く、戸惑う選手たちもいたが、知恵を絞ったり工夫を凝らすことで生産性が上がり、野球も勉強も成果が出るようになると、自主的に実行するまでになった。
その結果、チームは20年以上遠ざかっていた、春夏いずれの甲子園に、返り咲くことに成功したのであった。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 済美 県岐阜商 箕島 習志野 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 近江 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
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