誰しも苦しいことやしんどいことがあると、逃げたい気持ちや辞めたい気持ちが勝ってしまい、挑戦する場合にも手を抜いたりと、どうしても積極的にはなれない。
特に地道な努力などでは、努力量に対して得られる成果が少ないなど、割に合わないと感じることも多く、努力をした後も良い気分にはなれないものである。
しかし、そうした経験の中では望んだ成果とは別に、忍耐力や継続する力など、将来の自分の強みや自信となるような力が得られるといった効果もあり、挑戦して無駄なことはない。
そうした考えを持つ、鹿児島実業を指揮する宮下正一監督は、我慢した経験が自身を強くすることを伝え、過酷な練習に挑む選手たちを鼓舞している。
鹿児島実業の野球部は創部から100年を超える歴史があり、受け継がれてきた伝統は、練習メニューやチームのルールなどあらゆる所に存在し、どれも厳しいものが多い。
しかし、そうした環境が野球の技術や人間性を成長させてくれるとして、時代の流れに適していないものであっても継承し、指導を続けている。
伝統の鍛錬で培った忍耐力を武器に、鹿児島実業と宮下監督は、二度目のセンバツ優勝と県勢初の選手権優勝に向けて、今日も汗を流している。
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