「自分の満足のための鬱憤晴らしのような練習は、指導者としてはやってはいけない」/ 秋田商業 小野平監督

チームの歴史が古いだけでなく、全国でも数々の好成績を残している、東北地方を代表する名門、秋田商業高校。

強豪私学が台頭しはじめた平成の時代にも、低迷することなく、甲子園でも躍進し、幾人ものプロ野球選手も輩出した。

そんな秋田商業を指揮していたのは、知恵と工夫を凝らした指導や采配が持ち味の、小野平監督である。

小野監督が就任した当時の高校野球界では、金属バットが導入され、打ち勝つ野球が主流となりつつあった。

しかし、小野監督は、周囲に流されることなく、  チームの伝統である守りを鍛えることに力を入れた。

これは、攻撃のレベルが高くとも、点を与えない守備力があれば、負けないという持論があったからだ。

もちろん、打撃練習も行い、攻撃力の向上も目指していたが、周囲や時代の流れを優先した、自己満足の野球では、選手たちは着いてこないとして、無理矢理舵を着ることはしなかった。

また、守備を強化する際にも、追い込むのではなく、力を引き出すことを意識し、のびのびとプレーさせていた。

その結果、選手たちは、持っている力以上のものを発揮させることに成功し、春夏合わせて8度の甲子園へ導けたのであった。

秋田商業の記事はこちら。

【関連】金足農業の記事はこちら。

PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 拓大紅陵 敦賀気比 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 沖縄尚学 済美 県岐阜商 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です