高校野球だけでなく人生においても、悩みや課題に直面した際、思わぬところに答えやヒントが隠れているケースは多々あることから、視野を広げたり考え方を柔軟にすることは大切である。
しかし、同じ考えを持つ人に相談したり、同じ分野の研究ばかりを進めていると、自然と考え方やものの見方に固定概念ができてしまい、自らの足を食い止めてしまっている人は多い。
そんな状況を踏まえ、智弁和歌山を指揮する中谷仁監督は、野球での課題や悩みを、野球だけで克服しなくても良いことや、野球にばかりとらわれないように伝え指導している。
中谷監督は就任当時、選手時代に主将として甲子園優勝へ導いたり、プロ野球ではいくつの球団でプレーするなど、一流の野球キャリアを持っていたことから、技術指導が注目されていた。
もちろん、高度な野球のスキルや戦術を伝授も行っているが、最も重視しているのは、視野を広げ、考え方を柔軟にしながら学ぶことである。
特に読書を推奨し、ジャンルに関係なく興味ある本は読むよう促し、そこで学んだ考え方やプロセスなどを、野球の課題に活かすことを勧めている。
野球の戦術の多角化だけでなく、考え方や見方なども多様化させるという新しい指導を行う中谷監督の新生、智弁和歌山から今後も目が離せない。
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「「野球の中にしか答えがないということもない」/ 智弁和歌山 中谷仁監督」への1件のフィードバック