「落ち込んでいても何も変わらない」/ 中京大中京 高橋宏斗選手

2019年の秋の新チーム結成時から、2020年の夏の甲子園交流試合まで約1年間公式戦無敗を誇ったた、愛知県の中京大中京高校。

当時、チームのエースを担っていたのは、最速154キロのストレートに、切れ味鋭い変化球のコンビネーションで世代最強右腕と称されていた、高橋宏斗選手である。

高橋選手は、小学2年生から野球を始めると、6年時にはジュニアチームに選出され、中学校時代に所属していたシニアチームでは全国大会16強進出を経験していた。

そんな実績を持ち、中京大中京へ進学すると、1年夏にベンチ入りと公式戦デビューを果たし、秋からは主に救援としてチームを支える役割を務めていた。

しかし、主力投手として期待され、周囲からも注目を集める中臨んだ2年の夏の県予選では、最速147キロを記録するも準決勝では敗戦投手となった。

悔しさをバネに練習量を増やすだけでなく、秋の新チームからは県大会中もフォームの修正を行うなど、できる限りの努力を重ね成長を目指していった。

その結果、秋の大会では75イニングを投げ72奪三振防御率1.68という驚異的な記録を出し、チームにとって史上初の神宮大会優勝へと導いた。

また、夏の県予選では最速154キロを記録し優勝に貢献すると、代替大会となった甲子園では延長10回にも及ぶ激闘で11奪三振完投のピッチングを見せ、チームにサヨナラ勝利をもたらしたのであった。

中京大中京の記事はこちら。

【関連】高橋源一郎監督の記事はこちら。

【関連】上野翔太郎選手の記事はこちら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です