甲子園3季連続準優勝の偉業を筆頭に、数々の実績を残している強豪、八戸学院光星。
そんなチームを指揮しているのは、東北勢初の甲子園制覇を目標としている、仲井宗基監督である。
仲井監督が就任した際のチームは、前任の金沢成奉監督が基礎を作り上げていたこともあり、周囲からは甲子園に出て勝つのが当たり前と認識されていた。
しかし、当時は冬の最大の敵である雪を凌ぐ、室内練習場などはなく、雪国以外のチームと比べれば、練習量は不足していた。
そのため、高校生が一番成長できるとされている冬の期間の差が全国に出た際の差となり、敗れることも少なくなかった。
それでも、限られた時間の練習の質を向上させたり、チーム一丸となって全員で闘うなど、様々な工夫を凝らした。
また、弱気で挑んだり情を勝負に持ち込んでは、そこが隙となり敗戦につながるとして、メンタル面を鍛えることも行った。
その結果、雪のハンデを乗り越えた自信が甲子園での原動力となり、全国トップレベルの強豪校としてのポジションを確立するまでになった。
先入観や前評判で諦めるのではなく、できる限りのことを徹底して取り組ませる仲井監督に導かれ、八戸学院光星はこれからも躍進を続ける。
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