「練習時間が短いことはマイナスではない」/ 福岡大大濠 八木啓伸監督

昭和の終わりから平成初期にかけて甲子園で活躍し、その後も強豪として毎年県大会の優勝候補に挙げれている福岡大大濠高校。

そんなチームを2004年からコーチとして指導し、10年からは指揮もとっているのは、OBの八木啓伸監督である。

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八木監督は、「走る、投げる、打つ」といった野球の中心となる要素に「考える」を追加した、独自のスタイルで指導を行なっている。

そのため、練習では選手の「考える力」を身につけさせることを目的に、監督や指導者が必要以上に言葉をかけない。

ミスや失敗などが起こった際にも選手たちだけでミーティングを行わせるなど、自主的なスタイルで成長できる環境を作っている。

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また、監督やコーチから指導する際にも一方的ではなく、選手たちと会話するようにし、考える機会を奪わない。

そして、進学校でもある福岡大大濠では、「文武両道」の教育方針を掲げているため、平日は練習時間が2時間程度しか確保できないが、そんな環境も「考える力」で、小さな動き一つにも価値や意味を見つけ出し、プラスになるようにしている。

自主性と限られた練習時間で身につけた「考える力」を武器に戦う福岡大大濠の戦いに、今後も目が離せない。

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