高校野球では、甲子園大会をはじめとした多くの場合で、一発勝負のトーナメント方式が採用されている。
そのため、全国制覇を果たすには負けることが許されておらず、夏に至っては地方大会から無敗でなければならない。
しかも、全国4000校弱の参加チームがしのぎを削る戦いを、勝ち続けることは極めて困難なものである。
だが、そんな不可能を可能にするかの如く、駒大苫小牧を率いていた香田誉士史監督は、甲子園14連勝という驚異的な記録を球史に刻んだ。
香田監督は、北海道内すら無名の存在であった駒大苫小牧を、徹底的に鍛え上げ、道勢初優勝の快挙を果たすと、夏連覇や史上初の同一年の三冠(選手権、国体、神宮大会制覇)達成している。
その強さの秘訣は、どこにも負けない謙虚さとチーム全員の諸事徹底にあった。
勝利しているという現実にばかり注目させず、勝った試合からも反省点を見つけては、練習で克服すらなど完璧を追求させた。
これは、マスコミの報道やファンの声に惑わされると、隙が生まれ勝機を逃してしまうという考えがあったからだ。
小さなことを見逃さず、王者となっても精進し続けたからこそ、香田監督はいくつもの偉業を達成できたのだろう。
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