「『やれ』でやるのと、『やる』でやるのは違う」/ 前橋育英 荒井直樹監督

指導者とは、自身の長所や得意とする分野を教えたり伝えたりする仕事に加え、環境を整え自然な形で正しい方向へ導くといった役割も求められている。

しかし、必要以上にアドバイスをしたり、教わる側の世話をし過ぎると、考える力や自発性が育たずに指示待ち人間になってしまう可能性がある。

そのため、ある程度を自主性に委ねたり、かける言葉を減らしたりするなど、受け身にならないような状態を維持することが必要とされている。

そんな考えから、前橋育英を指揮している荒井直樹監督は、命令のような指示を出すのではなく、提案やヒントを与えるスタイルで、選手たちを育てている。

荒井監督は基本的には、大声で怒鳴るような指導をせず、技術面でミスをした選手たちには、励ましの声をかけたり、前向きになれるようサポートをしている。

もちろん、手を抜いていることで起こったミスや自己中心的なプレーでチームに迷惑がかかった場合などには、厳しく指導し出来るまで口酸っぱく指摘し続けることはある。

だが、真剣にプレーしていてのミスは、本人が悔しさや辛さを最も感じていることを考慮し、改善方法を提案することはあっても、努力やノルマを課し、追い込むことは逆効果になるとして行っていない。

主役を選手たちと考え、指導者に頼らせないチームを作り、個人や仲間だけで困難を乗り越えていくスタイルが、前橋育英の強さを支えているのだろう。

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