科学の発達や情報化社会が進んだことで、技術や戦術などにイノベーションが起き、記録が次々と塗り替えられている、昨今の高校野球界。
150キロを超える投手や、二桁本塁打を放つ打者が増加し、甲子園や日本一を目指す戦いは、より一層激しさを増している。
しかし、どんなに世の中が発展したり、時代が変化しようとも、プレーをするのは人である。
つまり、根本となる人間性を鍛えなければ、持っている力を発揮して結果を出すことはできない。
そんな考えから、野球ではなく人を育てることに力を入れているのは、松山商業を指揮する、大野康哉監督である。
大野監督は、前任の今治西を率いていた際には、甲子園の上位進出常連校の地位を確立するなど、チームの黄金期を築いた実績を持つ。
そのため、野球の技術指導に注目が集まるが、大野監督は、挨拶や返事、整理整頓や学校のルールの徹底など、グラウンドの外のことの指導に時間を割く。
もちろん、上から目線で指摘するのではなく、同じ目線に立って、人間性を鍛えることの重要性を伝えている。
野球ではなく人を鍛えて、根本的な部分から改革を目指す大野監督率いる松山商業が、復活を遂げる日は近そうだ。
PL学園 中京大中京 仙台育英 佐賀北 作新学院 健大高崎 八戸学院光星 前橋育英 北海 名言 報徳学園 大阪桐蔭 履正社 帝京 常総学院 広陵 愛工大名電 拓大紅陵 敦賀気比 日大三高 日本文理 早稲田実業 明徳義塾 明石商業 明豊 星稜 智弁和歌山 智弁学園 東海大相模 松山商業 横浜高校 池田高校 沖縄尚学 済美 県岐阜商 聖光学院 興南 花咲徳栄 花巻東 開星 静岡 駒大苫小牧 高松商業 高校野球 龍谷大平安
- 「練習は人にやらさられるのではなく、自らやることが大切」/ 春日部共栄 本多利治監督
- 「高校野球は、ない中でどうやるかの野球」/ 如水館 迫田穆成監督
- 「基本はなくても基礎はある」/ 創成館 稙田龍生監督
- 「過去や結果を考える前に、今何ができるかを最優先に考えよう」/ 池田 岡田康志監督
- 「一つのミスがゲームを落とす」/ 九州国際大付 楠城徹監督