1969年のセンバツ大会では優勝を、2014年の夏の甲子園では、準優勝を成し遂げた実績を持つ三重高校。
チームを2014年から2017年夏まで指揮をとっていたのが、日章学園の監督として甲子園に導いた経験も持つ、中村好治監督である。
中村監督は、就任後から毎日欠かすことなく、全員とコミュニケーションを取ることを続け、選手たちと信頼関係を築くことからスタートしていった。
また、練習にも参加し、毎日200球以上を投げてサポートすることもあれば、ダウンの際のランニングを一緒に走ったり、マッサージも行っていた。
選手たちとの距離が近いこは、選手の性格や個性などを把握できるというメリットや、怪我や悩みを抱えている際にもすぐに気づくことができ、問題が大きくなる前に対処できるなどの利点があった。
そして、最終的な目標を「成長」とし、選手たちに甲子園だけにとらわれるのではなく、卒業後のことも考え、指導をしていた。
高校時代に才能が開花しない選手や、レギュラーになれなかった選手にも、大学やその後の社会で活躍できるための基礎や知識を伝えていた。
「「甲子園にとらわれすぎると良い生徒は育たない」/ 三重 中村好治監督」への1件のフィードバック