「毎日、選手全員に声をかけるようにしています」/ 三重 中村好治監督

2014年に監督に就任すると、夏の甲子園では準優勝へとチームを導いた三重高校中村好治前監督

中村監督は、社会人野球の選手や監督の経験をはじめ、大学や高校での指導経験も豊富である。

そんな多くの指導や野球経験から、「選手は監督に声をかけられると嬉しいもの」という考えを持ち、監督就任後から毎日欠かさず、選手全員とコミュニケーションをとっていた。

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例え部員が100人を超えている状況でも、時間や場所を見つけては、最低でも一人一言ずつでも声をかけていた。

選手たちとの会話は、野球の内容に限らず、世間話やプライベートな話など、気軽に話せるようにしていた。

コミュニケーションをとることで、話し方や内容から、調子の善し悪しや悩みの有無など、様々なことを読みとっていた。

また、練習では自ら打撃投手を行ったり、ランニングを選手たちと一緒に走ったりと、還暦を超えている体に鞭打って、選手たちとの距離を大切にしていた。

練習の終盤のダウンのランニングでは、何人かの選手と一緒に走りながら言葉を交わし、練習後にはマッサージを行い、身体と心のケアを行っていた。

力で押さえつけて、指示待ちの選手を育てるのではなく、選手たちが何事も監督に相談しやすい環境を作り信頼関係を築くことで、短期間にチームがひとつになり、甲子園でも強豪校相手に臆することなく、堂々と戦えたのだろう。

2019年春から愛知啓成で指揮を執っている中村監督の活躍と采配にも目が離せない。

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