「負けても残るものはある」/ 三重 中村好治監督

三重高校の監督就任から約5ヶ月後、センバツ初戦敗退のチームを修正し、夏の甲子園決勝の舞台へとチームを導いた、中村好治前監督

短期間で結果を残せたのは、100人を超える部員が在籍していても、最後まで「全員野球」という自身のスタイルを貫いたからであろう。

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毎日選手全員に声をかけ、野球の話からプライベートなことの相談まで、選手によって言葉や話題を変えて、コミュニケーションをとるなどの努力をしたことで、短期間で信頼関係が築けたのだ。

それに伴い、性格や個性の把握ができ、采配や選手起用などにも活かせたことが、快進撃を支えていたのだろう。

そんな中村監督は、高校野球の監督としては珍しく、甲子園をゴールと決めるのではなく、あくまで野球人生の過程の一つであると位置づけた上で、指導を行っている。

高校野球は、卒業後の大学やプロ、社会人野球などの次のステージへのステップと位置づけ、高校生活の2年半で完成をさせるのではなく、準備期間に充てているのだ。

甲子園に出ることや、全国制覇を目標に掲げるも、燃え尽き症候群になったり、無茶をして怪我を発症するなど、こだわりすぎると弊害が出ると考え、その後の選手たちの人生も見据えてのことである。

もちろん、甲子園というものが、選手たちの憧れであり、夢でもあるため、諦めたり目指さないわけではなく、勝つためのチーム作りや練習は行う。

しかし、高校野球で何を学べたか、何を身につけれたかといことを目的としており、努力や練習を重ねても残せない可能性のある成果より、誰もが平等得られる成長を目指し、その手助けを指導者として行っているのだ。

2019年春から、愛知啓成で指揮をとることとなった中村監督が、自身のスタイルを貫き、再び聖地に戻ってくることを、ファンは楽しみにしている。

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