「やるからには、負けたら意味がない」/ 札幌第一 山田翔太選手

2019年の秋の支部予選敗退からリベンジを誓い、雪の冬に力をつけ、翌年の夏の南北海道大会を見事制した札幌第一高校。

当時、エースを務めていたのは、ピッチングでゲームを作る役割だけでなく、主将とし背中でもチームを引っ張っていた山田翔太選手である。

山田選手は、小学1年時から野球を始めると、中学時代に所属していた硬式野球のクラブチームでは、3年時にエースで4番として全国8強へ導くなどの実績を残していた。

札幌第一へ進学後も、能力の高さを評価され1年春の全道大会から背番号15を背負いベンチ入りを果たすと、秋にはチームの全道大会準優勝に貢献したのであった。

しかし、初の甲子園となった2年のセンバツでは、先発を任されるも2/3回で6安打を浴び7失点で降板すると、チームも24失点で大敗を喫するなど、悔しい結果に終わった。

そんな敗戦がなかなか払拭できず、夏の大会では南北海道大会の8強で敗れ、続く秋の大会では支部予選敗退という屈辱を味わうこととなった。

秋からは主将とエースを任されていた山田選手は、基礎練習の反復で技術を磨くだけでなく、チームの雰囲気を変えることにも取り組み、泥臭く汗を流し続けた。

迎えた最後の夏は、異例の甲子園中止によりモチベーションを保ちにくい中、野球ができると喜びを励みに努力の成果を発揮し、エース兼主将として、チームを優勝へと導いたのであった。

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