春夏合わせて3度の全国制覇に加え、幾人ものプロ野球選手やスターを輩出し続けていることから、「東の横綱」とも称される帝京高校。
日々の厳しい練習で鍛え上げられた選手たちのプレーに、多くのファンが魅了されている。
そんな帝京を全国トップクラスの強豪へと育て上げたのは、甲子園で50を超える勝ち星を挙げている前田三夫監督である。
前田監督が就任した当時の帝京は、甲子園出場経験はなく、東京都内ですら無名の存在であった。
そのため、就任時に「甲子園」という三文字を口にしただけで、選手たちから失笑されたり、周囲から冷ややかな目で見られるなど、屈辱的なスタートとなった。
その悔しさを晴らすために、自らも練習に参加して汗を流すなどの努力をしたことで、やがてチームは全国レベルの地位を確立したのであった。
その一方で、前田監督の情熱に導かれていた選手たちは、指示や指導がなければ動けない状態となっており、大舞台では勝てない日々が続いた。
そこで、手取り足取り教えるのをやめ、選手たちが自主的に取り組む時間を確保するなどして、指示待ちからの脱却を目指した。
その結果、悲願の甲子園制覇を果たすと、次のステージでも活躍する選手たちも増えるなど、高校野球界屈指の名門としての地位を築くことに成功したのであった。
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